首都圏の「ゴジラに会えるスポット」をめぐる #ごじら首都圏 Part.3 東宝スタジオ
3月27日に発売となる、しらゆき創作工房の同人誌新刊『怪獣と歩む鉄道史』。この本の取材では、首都圏において怪獣映画のロケ地となった場所を回りましたが、これと同時に、首都圏周辺に存在する「ゴジラに会えるスポット」めぐりも行いました。せっかくなので、これらのスポットを一つずつ紹介して参りたいと思います。
※この記事は個人的に執筆しているもので、紹介している施設その他あらゆる団体とは一切関係がありません。この記事の内容について、施設その他団体に問い合わせることは絶対におやめ下さい。
世田谷区・砧に、ゴジラの制作・配給元である東宝の撮影所、東宝スタジオがあります。1932年創立の写真化学研究所を前身とするこのスタジオでは、ゴジラシリーズをはじめとした怪獣映画はもちろん、『青い山脈』『七人の侍』といった数々の名作日本映画が撮影されました。現在のスタジオは、2003年から8年間に渡って改築・新築が行われたもの。このうちメインゲートは2007年に完成し、これに合わせて、『七人の侍』巨大壁画と、ゴジラのブロンズ像がお披露目となりました。
新メインゲートが完成しました! [2007年8月] 東宝スタジオ
一方、ゴジラの壁画については、東日本大震災の影響で制作が中断したこともあり、少し遅れて2014年に完成。高さ11mという迫力のある壁画です。目の前の道路がちょうどカーブで下り坂という形状をしていることが効果的に作用し、カメラのズームを工夫して空が写り込まないように撮影すると、まるでゴジラが本当にそこにいるかのような面白い写真にすることができます。