首都圏の「ゴジラに会えるスポット」をめぐる #ごじら首都圏 Part.5 国立歴史民俗博物館
3月27日に発売となる、しらゆき創作工房の同人誌新刊『怪獣と歩む鉄道史』。この本の取材では、首都圏において怪獣映画のロケ地となった場所を回りましたが、これと同時に、首都圏周辺に存在する「ゴジラに会えるスポット」めぐりも行いました。せっかくなので、これらのスポットを一つずつ紹介して参りたいと思います。
※この記事は個人的に執筆しているもので、紹介している施設その他あらゆる団体とは一切関係がありません。この記事の内容について、施設その他団体に問い合わせることは絶対におやめ下さい。
千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館。古代から現代に至るまで、日本の歴史と文化について総合的に研究・展示する博物館です。日本史の教科書をまるごと具現化したようなこの博物館は、時代ごとに6つの常設展示室が設けられており、これらをサラッと見るだけでも1時間以上かかってしまうという、大ボリュームの施設です。
そんな6つの常設展示室のうち、一番最後に回ることになる第6展示室。さらにその一番最後の展示物が、なんとゴジラなのです。
戦後まもない1954年、反戦・反核のメッセージを込められて生み出されたゴジラは、大衆文化の流れの中で、徐々に子どもたちのヒーローに変容し、ゴジラが持つ反戦の要素共々、“戦後”が忘却されていきました。そんな中で、1984年版『ゴジラ』では、初代ゴジラが持っていた、反戦・反核の要素に由来する「怖さ」「凶暴さ」を改めて描き出されたのです。こういった文脈から、1984年版のゴジラを元に製作された立像が展示されています。
なお、国立歴史民俗博物館では、このゴジラの立像で用いられたものと同じ型からつくられた、ゴジラの爪や背びれのレプリカがお土産として販売されています。
背びれは大きさや色のバリエーションがあり、安いものでも1万円以上という値段ですが、ゴジラファンなら手元に置いておきたくなってしまうこと間違いないでしょう!(写真で分かる通り私も買ってしまいました)