シンデレラ5thツアー 仙台公演の感想 ―― My Serendipity in Miyagi

 「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!」宮城公演が終了しました。参加された皆様、お疲れ様でした。興奮冷めやらぬうちに感想を書き留めておきましょう。最初はtwitterに書こうと思ったけど、書きたいことが多すぎて、50ツイートくらいにわたって話すのもうるさいのでこっちに書くことにします。


 と、その前に、ひとつ宣伝を・・・。
 今回のライブツアーに際し、プロデューサーの皆様は日本各地へ遠征に出かけていることかと思います。せっかく遠征するのであれば、その土地のご当地グルメも楽しみたいですよね?ですが、この世の中、結構カツカツなスケジュールで遠征を強いられている方もいるかと思います。そんな方にもおすすめなのが、こちら!

チカメ☆グルメ
Serendipity Parade!!!~



シンデレラガールズ5thツアー全公演地のご当地グルメを、
駅から徒歩圏内で楽しめるお店をまとめました!

  

 私、稲本海と5名の寄稿者により製作したこちらの本。その食べ物の歴史などについても紹介し、読み物としても楽しいものを目指しました。巻末には各店舗へのアクセスマップもつけております。
 4月30日に東京ビッグサイトで開催された「COMIC1☆11」にて頒布し、実際に宮城公演遠征でご活用の方もいらっしゃったようです。
 現在、COMIC ZIN様での委託販売を実施中です。なお、5月15日現在、委託販売在庫がほぼない状況となっておりますが、今週中に追加分を納入しますので、ほどなく委託販売が再開される見込みです。5月17日、委託販売在庫復活しました!このあとの石川公演以降、遠征するプロデューサーの皆様、ぜひお手元にどうぞ!

★★★COMIC ZIN 商品ページはこちら★★★
A5版 フルカラー 表紙込み24ページ
店舗委託販売価格 一冊 751円(税込)

チカメ☆グルメ ~Serendipity Parade!!!~ 特設ページ
アキバBlog様で紹介されました!


 さて、宣伝も済んだところでライブの感想を。キャラクターのこと、中の人のこと、音楽的なこと、思いつくままに書き散らし。

Shine!!
 「Star!!」と「Shine!!」はどっちも大好きな曲なんだけど、4thの2日目LVは開演に間に合わず、聴けなかったのがちょっと心残りだった。それゆえに、今回この曲から始まってくれたのはよかった。

●にょわにょわーるど☆
 一曲目からにょーわーの大合唱で大盛り上がり。つかみはばっちし☆って感じ。
 きらり役を受けたというはっしーが「松嵜さんを見たら、この人以外には考えられないと思った」とインタビューで回答していたことがあったと思うけど、まさにその通りで、舞台上のれいちゃまは本当にきらりそのものだよなあと。

●cherry*merry*cherry
 かわいい。とにかくかわいい。セトリが同じだったのが幸いして、二日目には歌詞のハートに連動してビジョンのハートが点灯する演出に注目できてよかった。
 デレアニ始まったときに、ニコニコで「大天使チエリエル」みたいなコメントが智絵里出てきたときについてたんだけど、その後アニメを見進めていけば確かに天使的かわいさだと思ったし、デレステではSRが回復持ちで長らくお世話になっている間に愛着も湧いてきて、今回のP名刺にも描いた次第。

スローライフ・ファンタジー
 この曲は個人的にいろいろあって精神的にやられてたときに発売された曲で、ぐちゃぐちゃしたことはあれど、本当に大事なものってなんだろう、そして、それを持ってスローに生きていこう、っていう歌詞がそのときの自分に刺さったこともあり、思い入れがある。
 後半の「スローに生きていこう ずっと スローに生きていこう キミと」の部分は、個人的には、サイリウム左右振りで会場みんなで合唱したら感動的な仕上がりになるのかなとも思ったり。そしたら泣くわ。

●Flip Flop
 この曲はLV参戦した4thのさいたま1日目時点では「知らない曲」だったんだけど、デレステのイベント曲になった上、MAS譜面がとても楽しい仕上がりだったのでかなり気に入った曲。前回ノリ切れなかったけど今回はノれたっていうのは本当にうれしかった。

●Angel Breeze
 にじみ出る「1993年頃感」。どうしたらこんなにも年代演出がにじみ出る曲が作れるのだろうって感じ。「わかるわー」をこっち側にふられるとは思わなかった。

●たくさん!
 サビの韻踏んでる歌詞も面白いし、リズムとともに心も弾む楽しい曲。
 お前何様だよってなりそうだけど、「You're stars shine on me」聞いたとき、こういう声の出し方だと喉壊すぞ…って、LadyGoですみぺを推し始めた身として心配してた。けど、最近の曲はその頃とは声の出し方が変わって、表現が豊かになったなあって思ってる。

●ミラクルテレパシー
 イントロが流れ始めた途端に会場内のボルテージが一気に上がったのを感じた。前奏・間奏・後奏が長く取られている分、「ハイ!ハイ!」の回数が多くて盛り上がりが持続するのがいいところ。サビの後半、4ビートになって下降コードで進んでいくところがたまらなく好き。

●Nocturne
 これも「Flip Flop」同様、前は知らない曲だったけどデレステのおかげで知ってる曲になったもの。デレマスにおけるすみぺはアナスタシアなので、あまりこういう激しい曲に縁が薄い分、今回のは新鮮だしかっこよかった。ちっすのパワフルさにも心が震えた。

●Orange Sapphire
 うぉっまぶしっ!!って感じのUOの海。曲名にもあるけど、本当にこの曲はパッション・オブ・パッションって感じで、ライブにはぴったりの曲だと思う。

●Nation Blue
 原曲のメンバーは割とかっこいい系のボイスのキャラクターが揃っている分、今回のメンバーではちょこたんやみーなのパートになるとかわいい声が際立ってた。

●キラッ!満開スマイル
 この流れはアタポン…!とみんな思っていただろうところからの意外な選曲。なんとなくの思い付きで、「キラキラキラキラ」でペンラくるくる→「決まった!」で前へ、とかいうオリジナル振りをして楽しんでた。自分含めコールに迷いがあるのでこれからの確立に期待したい。

●BEYOND THE STARLIGHT
 折り返し地点の全体曲。追いかけて歌うタイプのコールは声が出しやすいので結構好き。
この曲、明るいように見えて、アイドル同士のライバル心みたいなのを描き出してる一面もあり、そういうのがところどころの緊張感のあるコードだったり、「Fight!」というコールだったりに表れてると思う。

●One Life
 圧倒的歌唱力で会場全員のハートを惹きつけていたと感じられた一曲。ちっすの普段の感じだと、あのカッコイイ系の松永涼につながるのかな?と思うところもあったけど、この歌声は本当にカッコイイ涼さんだった。

●気持ちいいよね 一等賞!
 一日目は超能力で曲がる魔球が飛んでくる、二日目はそもそもボールじゃないものが飛んでくるというトンデモ試合は草。これも前回コールやりきれなかったのがやれるようになって楽しくできた曲。なお一日目はこの曲でハッスルしすぎて喉がおかしくなった模様。

●メルヘン∞メタモルフォーゼ!
 CDで聴いた段階でもう完全にライブで盛り上がるためのやつやん!という使命感に似た何かがある曲。変身バンクの「ウーサーミーン」のコーラス、結構みんな歌っててそれなりのボリュームで聞こえたのが面白かった。

●∀NSWER
 今回の目玉とも言うべき、美玲のメインステージ。腕振りでコールの煽りもあり、曲が持つ熱さを存分に堪能することができた。

●あんきら ! ?狂騒曲
 2番以降は初出しだったわけだが、終わってみればこの一曲の中で杏ときらりのキャラクターと関係性をすべて説明し尽くす超濃縮ミュージカルだった。ヒゲドライバー許さないとか言ってごめん。ヒゲドライバーありがとう。

●純情Midnight伝説
 速過ぎないテンポ、コールは全部4分音符、それに合わせてペンライトを上げるだけ、と考えると、今回のセットリストの中では、なんだかんだでこの曲が一番簡単に楽しく盛り上がれる曲だと思う。

●Lunatic Show
 これまたデレステのおかげで知ってる曲になったやつ。ぴょんぴょんするちょこたんかわいい。

●サマカニ!!
 メンバー的に絶対来ると予想していた曲。かなりフロアが温まった最後の方にきたこともあって、盛り上がりも最高潮。2本のサイリウムをV字に持って「カニ」を表現するというアイデアには脱帽。

●夢色ハーモニー
 これがアンコール前最後の曲だったわけだが、ここまでセットリストを振り返るとバラードらしいバラードっていうのがほぼないんだよね。これもデレアニのエンディングとはいえバラードではなくさっぱり目の曲だし、とにかく一気に駆け抜けた感じ。

●EVERMORE
 4thで初めて聴いたときから名曲だと思っている。初披露から半年が経ったこともあり、場内のコールはもう完璧に揃っていた。春夏秋冬のペンライト色変えは自分以外にもやってる人が結構たくさんいてうれしかった。

お願い!シンデレラ
 これはもう今更どうこう言う曲ではない。たーのしー!

 スケジュールが空いていたのにも関わらず、失念してLVに行かず悔いた神戸公演。仕事の予定があるからと尻込みしていたが、当日どうなるかはわからないと意を決してLVチケットを買って、結果的にはほぼすべてに参加できたさいたま公演。そういった4thライブの経験の次にやってきた今回の5th。
 これまで、他のアーティストのライブに行ったり、プロ野球の試合を球場に見に行ったりしているからこそ、生の、ライブの素晴らしさっていうのはわかってるから、LVを見て、シンデレラガールズのライブも生で見たい!っていう思いが生まれるのはごく自然なことだった。
 そして、チケット戦争の結果、距離的に一番近い宮城公演の2日目だけを幸運にも自引きし、1日目も友人と連番。2日間通しでの現地参戦が叶って本当にうれしかった。
 1日目はアリーナ、2日目はスタンドだったけど、案外2日目のスタンドの方がいろいろと面白いと感じる部分があった。
 眼下に広がる鮮やかなライトの海(特に青)は本当に美しいし、UOめっちゃまぶしいし、一旦落ち着いた明るさがラスサビからの追い焚きでバッと復活するの面白かったし。ほかにも、Flip Flopのとき客電が虹色になってて、半円形の最前列の形状とあいまって虹かかってるみたいに見えたのが感動的だったし、One Lifeのときに結構な大きさのステージに一人だけで立って、数千人を惹きつけるちっすの背中がイケメンだったし。

 さて、自分は大学4年間を仙台で過ごし、たくさんの楽しい思い出があったし、仙台、宮城を第二の故郷のように思っている。
 今回友人や知り合いとともにレンタカーで行動してたんだけど、1日目割と時間がタイトで、そうした中、自分がGoogleMapの交通状況を見つつ、幹線道路が混んでいるからと住宅街の中を突っ切る別ルートを提案した。
 最終的に、この選択がギリギリながらも開演に間に合うという結果につながった。そういうルートを提案できたのは、自分が4年間仙台市民で、ちょうどその住宅街の近くに住んでて、道を知っていたから。
 そして、まっこの最後の挨拶、「学生時代バレーボールの大会で何度も来たこのセキスイハイムスーパーアリーナ、試合に負けて、表彰式で上がりたかったけど上がれなかったこのステージに、形は違えど今こうして上がることができた」「宮城から、大きくなって帰ってきますと上京して、今こうして成長して宮城に来られてよかった」。
 この最後の挨拶も、「宮城の人、喜久福おいしいよね!」っていうやつも、宮城を第二の故郷のように思っているから、このときだけは宮城県民として、宮城に帰ってきたまっこを迎える、そういう思いで聴くことができた。
 変な話かもしれないけど、宮城だけチケットが当たり、最適解ルートの提案でみんなが開演に間に合い、まっこの挨拶を宮城県民として受け止められたことで、仙台で過ごした4年間が、この2日間のためにあったのだと思っちゃうくらい。自分にとってのSerendipity、素敵な偶然だったのかも。

 以上、長々と書いてまいりましたが、これがまだ7公演中の1公演目なわけで、このあともまだまだツアーは続くわけで、今回の公演で感じた楽しさ、面白さ、感動が、このあとの公演でも得られるわけです。なんと魅力的なことでしょう!このあと石川・大阪はLVでの参戦となりますが、このあとの公演もSAY☆いっぱい、楽しんでいきたいと思います!