ミリオン7thライブを見て――私がライブに欲していたもの #imas_ml_7th
「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 7thLIVE Q@MP FLYER!!! Reburn」に参加された皆様、お疲れさまでした。両日LVではありましたが私自身久々のアイマス現場参加ということで、思うところも色々あったため、ブログに書いておこうと思います。
あ、ちなみにこのブログですが、ニコニコのサービスであるブロマガがサービス終了してしまうことを受け新設したものです。ブロマガの終了が撤回されない限りは今後こちらを使用します。
まず何よりも良かったことは、「ライブが開催されたこと」それ自体です。
刻々と変化する状況、一部方面では開催前日に突然会場借用の中止を言い渡されるといった事例も発生するなど、イベント開催には強い逆風が吹き続けている中、今回のライブは開催されました。ライブの開催実現は、演者の皆さんはもちろん、関係スタッフの皆さまが当日に至るまで綿密に実行してきた体調管理や各種準備の賜物でありましょう。もちろん、当日幸運にも現地のチケットがご用意されたプロデューサーの皆様、そしてLVのプロデューサーの皆様にも同じことが言えます。全員の尽力があってのライブだったことは間違いありませんし、その尽力には感謝してもしきれません。
ここから、いつものライブ感想記事だと、あの曲が良かったとか、あの演者さんのパフォーマンスが良かったとか、具体的な内容についてつらつら書き連ねるところですが、今回そのへんはいろんなバックボーンをより深く理解しているであろう先輩プロデューサーの皆様におまかせすることにします。
その代わり、「私はなぜライブが好きなのか」という問いに対する答えが、今回のライブで見えてきたように思うので、今回はそれについてお話しすることにします。
ライブビューイングでは映像を通して客席を俯瞰で見られるわけだが、ときにカラフルな、ときにすべて同じ色に染まる、ペンライトの海ってのもライブには欠かせない要素だなと感じた
— 稲本海@5/7,13,26ニコ生 (@Kai_inamoto) 2016年10月16日
これは私の史上初のアイマス現場となったシンデレラ4th、SSA公演のLVを見た日のツイートです。初めてアイマスのライブというものを目の当たりにした私は、演者の皆さんのパフォーマンスはもちろんのこと、客席を埋め尽くすプロデューサーの皆さんの姿にもこのように感動を覚えたのです。「俺達は舞台装置」というフレーズも見かけますが、客席のプロデューサーの皆さん込みで、ライブというものが仕上がっていくのだということを強く実感しました。
これ以降、私はアイマスライブ現地参加をしたり、プロデューサーが集まるマストドンインスタンスim@stodonに参加するなどして、アイマスをきっかけとした人間関係を広げていくことになるのですが、そのうちに、客席を見るときの新たな視点が生まれることになります。
アイマスライブ、周囲の観客を見るとだいたい誰担当なのか見た目でわかるから、その担当アイドルに関係する案件がステージ上で発生したときに、その人のリアクションを見るのが現地行ったときの密かな楽しみなんです
— 稲本海@5/7,13,26ニコ生 (@Kai_inamoto) 2019年9月22日
プロデューサーにはそれぞれの「担当アイドル」が存在し、特にその担当アイドルが輝いている光景を目の当たりにしたときには、とりわけ心を動かされ、時に叫び、時に涙を流します。そういうプロデューサーの姿を見ると、私自身もなんというか「幸せのおすそ分け」をもらっているような気がして、嬉しさが芽生えるようになりました。
こうしてライブのたびに幸せのおすそ分けをもらっていた私ですが、最後に参加したアイマス現場は2020年2月のシンデレラ7th大阪公演。5つのブランドがあり、ほとんどのブランドが毎年数公演のライブをしているアイマスというコンテンツに寄り添っていながら、1年3ヶ月が空くというのはかなり大きなブランクです。
このブランクの間にも、配信などで演者さんのパフォーマンスを見られる機会というのは設けられていましたが、正直あまり食指が動かず、視聴することもほとんどありませんでした。
特に今年1月のシンデレラの新年ライブを見ようともしなかったことは、自分の行動選択であるにも関わらず自分自身にショックを感じて、私はもうアイマスに対しての情熱がなくなっちゃったのかな、とも思いました。以下の記事の言葉を借りるとすれば”推し疲れ”状態になってしまったのかな、と。
しかし、今回のライブに参加してわかりました。私は、アイマスに対しての情熱がなくなったり、推し疲れ状態になっていたりしたのではなかったようです。
みんなが楽しんでいる姿を直接自分の目で見ること。
そこから幸せのおすそ分けをもらうこと。
私は、これらを欲していたのでした。
配信ではコメント欄を通じて多くの人が同時に視聴していることはわかりますし、リアクションもある程度はわかるのですが、どうしてもコメントの文字だけでは伝わるものに限界があります。
アイドルや演出に応じた色のサイリウムを振る。ここぞというところででUOを一斉に焚く。担当情報の供給に叫び、泣き、崩れ落ちる。そういう光景を直接自分の目で見るというところが肝だったんだと、気付かされました。
今回のミリオン7thにおいては、声を出せないという制約がありながらも、今までのライブと同じように、そうした瞬間をたくさん目の当たりにすることができました。だからこそ、いいライブだった……という感想を抱けたのだと思います。
引き続きライブ等のイベント開催には強い逆風が吹き続けていますが、私はもちろんのこと、多くの皆さんが今回のライブ開催を本当に喜びました。今後も可能な範囲での開催があることを願ってやみません。そのためにも、必要な対策や健康管理を入念に行っていきましょう。それも、プロデューサーさんの大事な仕事です。