ミリオン5thライブ 前編 ―― 呼び起こされた、片隅の記憶

　「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 5thLIVE BRAND NEW PERFORM@NCE!!!」に参加された皆様、お疲れ様でした。今回私は両日とも地元のライブビューイング会場で観覧しました。これまでシンデレラガールズのライブやイベントには参加していましたが、ミリオンライブは初めてです。相変わらず思いが溢れ出てきましたので、書き留めておきたいと思います。

　アニメから入り、そのあとデレステに入り、という流れでハマっていったシンデレラガールズですが、一方ミリオンライブに関してはほとんどノータッチで、アイドルの外見と名前もほぼ一致していませんでした。昨年6月に「アイドルマスターミリオンライブ　シアターデイズ（ミリシタ）」が公開され、初日にダウンロードをしたのですが、あまり触っておらず、イベントもメインコミュもほとんど進めていないまま月日が経ちました。

　そういった中、記憶の片隅にあったのが、「ミリオンは曲を聞かせるという方向性が強い」ということです。

　時はだいぶさかのぼりますが、2016年11月27日、2ndライブの模様を全編ニコ生で放送するという非常に太っ腹な放送がされていて、私はBGMにするような軽い気持ちで、ディスプレイの傍らにウインドウを置き、流し見していました。聞いているうちに、キャストさんたちの歌唱力の高さや、その高い歌唱力を期待して作られたであろう、歌唱難度の高い楽曲たちが印象に残り、そうした感想をツイートに書き留めたのが確認できます。

しかしミリオン勢みんな歌の安定感半端ねえな

— 稲本海 (@Kai_Inamoto) 2016年11月27日

ということで初めてミリオンを履修したわけですが、流れてきたコメントにもあったけど、「ミリオンはアーティスト」ということで、アイドル色よりも、曲自体を聞かせるっていう感じが強かったなあと。どの曲もいい曲だけどそれだけ歌いこなすのが難しそうで、でも演者さんみんな歌いこなしててすごい

— 稲本海 (@Kai_Inamoto) 2016年11月27日

　今あらためてこのツイートを振り返ると、5thライブを見た後、まったく同じような感想を抱いたので、このときに感じたことが間違っていなかったのかな、と思います。

　さて、そんな感想を持ったにもかかわらず、時間とともにそれを記憶の片隅に追いやってしまい、せっかく始まったミリシタも大して触れず、という私がなぜライブビューイングながら見に行こうという思いにまでなったのか。これは、アイドルマスターのプロデューサー向けマストドンインスタンス「im@stodon」に関わるようになったことが大きな要因です。
　im@stodonというものができた、という話は知っていて、アカウントも2017年12月20日に登録だけはしていたのですが、まったく使用しないまま放置していました。2018年2月、艦これ公式アカウントが凍結される騒ぎがあり、（この凍結について結果的に判明した原因としてはTwitter社が一概に悪いという内容ではなかったのですが）これを含めたさまざまなトラブルからなんとなくTwitterに対する不信感を抱いていたこともあり、im@stodonのアカウントを使うようになりました。im@stodonでは、久しく経験していなかった「はじめましての人として歓迎される」というイベントを経た後、ここでは誰も自分のことを知らないだろうなと思っていたら「いな本海の人がアイマストドンにいる！？」みたいなリアクションを取られて驚くといった事象が発生しました。

　とまあそんな話はさておき、im@stodonは前述のとおり「アイドルマスターのプロデューサー向けマストドンインスタンス」ですので、シンデレラガールズはもちろんのこと、765オールスターズ、ミリオンライブ、SideM等々、さまざまなアイドルマスター作品のファンが集う場所です。私がim@stodonに参加した時点では、すでにミリオン5thライブの開催が決定していたため、ミリオンの楽曲や、ライブについての話題が比較的多く見られました。
　そういった光景を見ているうちに、記憶の片隅にあった、2ndライブのニコ生がよみがえってきたのです。……そういえば、ミリオンの曲って、結構聞かせる感じだったよなあ。実際にライブで聞いてみたらどんな感じなんだろうなあ。こんな思いが湧いてきた時点で、もう参加は決定付けられました。それは、シンデレラガールズ4thライブへの参加を決めたときと同じ、ちょっとでも興味があるなら行くべきだ、行かない後悔はあれど、行って後悔することはない、それを自分自身の経験として感じていたからです。

　行こうという思いが固まったところで、まずは予習のため、5thライブで披露される曲の中心となるであろうM@STER SPARKLEシリーズについて、とりあえずYoutubeの試聴動画を一通りチェックしました。この試聴が、ライブへの期待を大きく押し上げたのは間違いありません。貧しい表現ですが、本当に名曲ぞろいで、この曲たちをライブで聴きたい！という思いが高まりました。もはやライブのため、というだけにとどまらず、今後も聞きたいと思ったので、後日、レンタルできるものはレンタルし、レンタルの在庫が無かったものはDLで購入し、M@STER SPARKLE全曲を手元にそろえました。
　さらに、ライブ直前のミリシタイベント曲「花ざかりWeekend✿」、この曲には特に惚れ込んでしまい、できるだけ多くイベント曲をプレイしたいがために今までにないくらいイベントを走り、イベント終了後ダウンロード先行販売が始まったと聞くや即購入。1日目にはこの曲のユニット「4luxury」のメンバーが揃っていることもあり、ライブでも間違いなく披露されるだろうと予想され、ますます期待は高まりました。

（上位報酬の桜守歌織さんのカードが取れる最低ラインの50000位を目指していたのですが、やっているうちに20000位ラインも超えられるんじゃね？と思い、目標を上方修正して走った結果。）

　そして、ライブ当日を迎えるのでした。ライブ自体の感想は、次の記事で……。